みなさん、こんにちは。酔う(よう)です。

みなさん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?今回はゴールデンウィーク特別企画として、瀬戸内海の旅をお送りしたいと思います。

今回は瀬戸内海の旅。と、一口に瀬戸内海と言っても、実際にはかなり広いエリアに渡る。羽田から飛行機に乗り、いざ香川県の高松へ。うどん県として有名な香川県だけど、それ以外にも美味しい食べ物や見どころがたくさんある。

高松空港へ到着後、リムジンバスに乗り、高松築港へ。離島へのフェリーの起点なる港である。コインロッカーに荷物を預けて、目指すは直島。今や現代アートの聖地として有名な島である。

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しばらく待っていると、フェリーがやってきた。

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ちなみに島へ渡るには通常のフェリーと高速船があるけど、今回は乗るのはフェリー。車も積めるので、意外と大きいフェリーだ。ちなみにフェリーと高速船の乗り場は異なるのでご注意を。

では、そろそろ乗船の準備でもしよう。

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さっそくフェリーに乗り込み、直島を目指す。天気も良くて、とても気持ちが良い。

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遠くに島が見えるけど、島だらけなので何という名前の島かよく分からない。

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1時間弱位で直島の宮浦港に到着。すると、臨時便の地中美術館行きのバスが来ていた。時期によってあったり無かったりするので、これは助かる。以前、宮浦港から直接歩いて行ったけど、結構時間がかかった。

さて、地中美術館は過去何度も訪問しているけど、何度見ても飽きないから不思議だ。建築は安藤忠雄で、コンクリート打ちっぱなしの建物が印象的な美術館。作品は、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、そしてジェームズ・タレルの3人の作品が恒久展示されている。

ジェームズタレルのオープン・スカイは、天井が四角くくり抜かれているだけのシンプルな作品。そこに座って空を眺めるわけだけど、当然天気によって見え方が変わる。四角い天井で、通常空を見るよりも視界が限られてしまうわけだけど、逆に空を見ることに自然と集中してしまう。晴天の時に訪問したのは初めてだったので、青い平面のパネルが広がっているようにも見える。

ウォルター・デ・マリアの作品も自然光のみで鑑賞する作品になっているので、天気によって見え方が全然違う。同じく晴天だったこともあり、館内には太陽光が射しこんでいる。何度も来てしまうのはきっとこの辺りも理由の1つなのかもしれない。

と、真面目に解説したけど、お腹が減ったので、美術館内のカフェで軽く昼食。写真を撮っている人が結構いたけど、館内は写真撮影禁止だったので、一応自粛して写真は撮らず。ちなみに中のテーブル席以外に、外のテラスでも食事が出来る。座布団がわりのマットがあるので、好きな場所の敷いてで食事をする。天気もよく瀬戸内海が一望できてとても気持ちが良い。

館内のショップで買物をして、美術館を後にする。バスに乗っても良かったけど、天気も良いので散歩がてら屋外作品を見ることに。

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こちらの庭園は地中美術館とチケットセンターの間にある庭園。どうやら、モネの睡蓮をモチーフにしているらしい。

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続いては李禹煥美術館(リ・ウーファンびじゅつかん)へ。

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前回訪問した時は難解過ぎてよく分からなかったのが正直な感想。まぁ、そもそも現代アートってそういう作品が多いけど。今回は外だけ見ることに。

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ということで、島を散策する。天気が良すぎるので日焼けしそうだ。

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【ジョージ・リッキー『三枚の正方形』】
可動式になっている不思議なアート作品。なんでもキネティック・アートと呼ぶらしい。

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【ウォルター・デ・マリア『見えて/見えず 知って/知れず』】
こちらは、ウォルターデマリアの作品。前回訪問した時には、ガラス張りで鍵が閉まっていたけど、この日は解放されていた。作品は、地中美術館にもあった球体と金箔の棒だけど、実際はこちらの作品の方が先に製作されたものらしい。

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【ニキ・ド・サンファール『腰掛』】
こちらは隣のスペースに座って一緒に写真を撮ることがお約束のようになっている作品。

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そして隣に座って何を読んでいるのかと覗く。ても、やはりよく分からない。 

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【草間弥生『南瓜』】
南瓜は相変わらずの人気で、多くの人が群がっている。しかし今回困ったのは、自撮り棒を使っている人が多いこと。写真を撮ろうとすると、どこからともなく突然棒が出てくるので、写真を取り直したのは数知れず。最近、利用禁止の場所も増えてきたけど、なんとなくその理由もよく分かる。でも、便利は便利なんだろうけどね。

つつじ荘の付近まで歩いて、さすがにバスに乗ろうかと思ったけど、天気も良いし、せっかくなのでそのまま歩くことにした。
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しばらく歩くと、本村エリアに到着。家プロジェクトがあるところだ。

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【ANDO MUSEUM】
地中美術館と並んで、今回の直島での目的だったANDO MUSEUM。前回訪問した時はまだ出来いなかったので今回が初訪問。中には地中美術館の建築過程が写真や図面を交えながら紹介されており、とても興味深い。その他の作品についてもコンセプト等が解説されており、なかなか面白かった。

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家プロジェクトは前回訪問時にだいたい見たのでパス。さすがに歩いてばかりだったので、宮浦港まではバスを利用することに。一応、島といってもそれなり大きな島なので効率よく色々みたいならバスを利用する方が望ましい。

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港へ到着後、『I   湯(アイラブユ)』へ立ち寄る。大竹伸朗氏のデザインによるもの。フェリーまで時間があったので、入っても良かったけどとりあえず外観だけ。

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そして港近くに新たな屋外作品が出来ていた。幾何学的なメッシュパネルの組合せで構成されており、中に入ることが出来る。全体として温かみがある不思議な作品である。

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【草間弥生『赤かぼちゃ』】
そしてこれまた人気のある草間弥生の赤かぼちゃ。こちらは中に入れることもあって、やはり多くの人が群がっている。

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そろそろフェリーの出航時間が来たようだ。

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夕暮れ時の瀬戸内海の風景。JRのCMの影響か、いい日旅立ちがよく似合う(と思う)

ということで間もなく高松に到着するのであった。つづく。