みなさん、こんにちは。酔う(よう)です。

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さて、蕎麦屋で飲むシリーズ。この日は『池の端 藪蕎麦』に訪問。ご存じのとおり、『かんだやぶそば』『並木藪蕎麦』と並んで、藪蕎麦御三家と称されるお店(かんだやぶそばは現在再建中)。場所は上野、御徒町から少し歩いた繁華街の一角にある。昼間だというのにキャバクラなんか営業している店があったりする。その通りを進んで、お店の前に到着。雑然とした街の雰囲気からすると、この店だけ時代に取り残されてしまったかのようだ。

さっそく店内に入ってみる。昼を過ぎていたので、店内はいくつか空席があり、すぐに席に座ることが出来た。

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まずはドリンクをチェック。ビール、日本酒、焼酎と種類は多くない。まぁ必要にして十分ではある。

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続いてはお食事メニュー。蕎麦はもちろんのこと、渋い肴の数々。さりげなく『天ぬき』や『鴨ぬき』が並んでいるのが蕎麦屋らしくて心憎い。ちなみに『天ぬき』とは天ぷら蕎麦の蕎麦を抜いたものである。語呂的に天ぷらを抜いたように聞こえるが、それではただの『かけそば』になってしまうので間違わないようにしましょう。

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【瓶ビール(小瓶):450円】
まずは瓶ビールで乾杯。すると一緒に蕎麦味噌が出てきた。本当は日本酒とかの方が合いそうだけど。蕎麦味噌を肴にビールを飲む。

『俺、粋だなー』

なんて思いなら、目を細めて遠くを見つめる(ウソ)

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【ざる蕎麦:650円】
程なくして、ざる蕎麦が登場。比較的量は少なめ。まずは何もつけずにそのまま頂く。本当は、つゆにつけた方が旨いと思うのだが、最近は通ぶってそうしてみる(笑)まぁ、確かに蕎麦の風味がよく分かる食べ方であるんだけどね。長さがある蕎麦なので、綺麗に箸でつかまないと、天高く箸を上げることになる。

つゆはお馴染みの濃い目。当たり前だけど、つけ過ぎは、つゆだけの味になってしまうので、自分の場合は1/3程度を目安に浸して食べる。並木もそうだけど、この濃い目のつゆは、老舗ならでは味わいで美味しい。

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そして最後はそば湯を頂く。もう1枚ざるを追加しようかと思ったけど、前日飲み過ぎたこともあって、今日はこの位の量で十分だった。それにしても、外の雰囲気からは想像が出来ない、店内は落ち着いた佇まい。接客も丁寧で心地が良い。騒いでいるお客さんもなく、皆さん、純粋に蕎麦とお酒を楽しんでいるようだ。

ワイワイガヤガヤ飲むのも楽しいが、この雰囲気で静に飲むのも悪くない。

と、またしても渋いことを言ってみる(汗)

どうもご馳走様でした。またお邪魔したいと思います。

 

池の端 藪蕎麦そば(蕎麦) / 湯島駅上野広小路駅上野御徒町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.6