みなさん、こんにちは。酔う(よう)です。

今回は赤羽。と言っても、いつもの飲み屋街から少し外れたところにお店がある。厳密に言うと最寄駅は地下鉄の赤羽岩淵。少し距離はあるけど赤羽からでも歩けないことはない。

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訪問するのは米山(よねやま)。もつ焼きの名店として有名なお店である。到着したのは開店の30分程前。既に行列が出来ているけど、果たして入れるだろうか。そんな事を考えていたら、自分の後ろに並んだお客さんが人数を数え始めた。数え終えて安堵の表情をしている。常連さんなのかどの位の人数が入れるかご存じなのだろう。

しばらくして店内に電気が灯った。いよいよ開店。店内にどんどん人が吸収されていく。L字型のみの店内はかなりこじんまりと小さなお店。数えてみると14席。外でもテーブルを広げて飲むことが出来る。外の注文は中のカウンターに座っているお客さんが中継する。カウンターの内側では店主さんが1人で切り盛り。カウンターの外側、つまり我々が座っている側の角には焼場があり、女将さんがもつ焼きを焼くというやや変則的なスタイル。

全員が席に座ると一連の流れが始まる。まずはドリンクの注文からスタート。ドリンクは都度注文出来るけど、フードの注文はこのタイミングで全てを紙に書いて、1回のみしか注文出来ない。つまり後で追加注文が出来ないということ。ん?何処かの店と同じようなシステムだな。

ちなみに現在半焼きはやってないとのこと。これはレバに限らないようで、カシラやタンを半焼きにしようとしたけど、今は出来ないとのことだった。加えて串は2本縛り。1人だと食べられる種類が限られるから慎重に選ぶことにしよう。

ドリンクな何にしようかな。中瓶620円、日本酒520円、サワーやホッピーは470円と若干高めかな。

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【ホッピー:470円】
もつ焼きにはホッピー!おっと、焼酎をシャーベット状に凍らせているではないか。

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ホッピーを投入すると恐ろしいルックスになってしまった(汗)これは危険だ。慎重に飲むことにしよう。

暫くすると全員分の注文が書かれた紙が回収される。部位毎に注文を集計し、いよいよ串が焼かれる。

間もなくコブクロポン酢、マカロニがやって来た。焼き物と同じシステムのようで注文した人に対して一斉に同じタイミングで提供される。コブクロポン酢は頼まなかったけどなかなか美味しそうだ。

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【マカロニサラダ:380円】
もつ焼きの前哨戦としてマカロニサラダが登場。黒胡椒がふんだんにかけてある。というか混ぜてある。まさに大人のマカロニサラダ。

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焼き物が来る前に薬味を何にするか聞かれる。ニンニクかショウガ、もしくは両方といった頼み方が出来る。今回はショウガを選ぶことにしよう。するとネギのみじん切りとショウガの乗った皿が運ばれてくる。焼き物の皿はこれ1枚。都度この皿にのせて串を食べるのだ。

また、卓上には、塩、コショウ、醤油、ごま油、ポン酢、七味などの調味料が並ぶ。これを自由に使って好みの味にアレンジして食べるのだ。 

串は全員分のオーダーを部位毎にまとめて焼いている。例えばレバだったら一度に全員分のレバを焼くのである。ある意味効率的だけど、まるでコースのような感じ。追加注文が出来ないのはこの為のようだ。

すると順番に全員分の串がやって来た。

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【タン:120円】
ジューシーさを残した味わいでこれは美味しい。素材も焼き加減も良いのだろう。

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【レバ:120円】
続いてはレバ。火は通っているものの鮮度が良いことがよくわかる。

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【あっさり煮込み:570円】
次も串が出てくるのかと思ったら、このタイミングで煮込みが登場。見た目は透き通っておりなかなか珍しいタイプ。カツオ風味かな?名前に偽りは無く、もの凄くあっさりとした煮込み。恐らく自分の煮込み人生?の中でもトップクラスのアッサリ味。トッピングのネギの他に、具はシロとコンニャクだけというシンプルな一品。コショウか七味はお好みでとのこと。それにしても驚きのあっさり味。

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【レモンサワー:470円】
ホッピーを外1中1で切り上げて、次のドリンクはレモンサワー。しかしこれも焼酎がシャーベットではないか。またしても恐ろしいドリンクになってしまった。 

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【カシラ:120円】
いよいよ後半戦へ突入。まずはカシラから。これまたジューシーな味わいで醤油がピッタリ合う。

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【つくね:210円】
つくねは軟骨入りでコリコリとした食感を味わえる。手作り感バッチリでこれはなかなか美味い!

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【シロ:120円】
最後に登場したのはシロ。もつ焼きの中では好きな部位の1つ。これまでの串が美味しかったので期待が高かったがシロは意外と普通だった。

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渋い雰囲気の店内。メニューも新旧の短冊が至るところに貼られている。小さなお店なのでお客さん同士が肩を寄せ合いながら思い思いに酒を飲む。

色々頼んだのでお腹一杯。串は二本縛りなので、1人だと食べられる本数も限られるのが残念なところ。でも、串はどれも美味しいものばかりで人気があるのも納得。

しかし、入店してから串を食べ終えるまで本当に時間がかかった。これは全員分の注文を集計し、部位ごとに焼いている為だろう。お店を出たのが20時過ぎだから2時間近くお店にいたようだ。時間が無い人は訪問するタイミングを選ぶし、特にはしご酒をする場合は時間配分を考慮する必要がある。

なんかどっかで似たようなお店あったなと思ったら、本郷三丁目の「じんちゃん」だ。しかもちょいちょいメニューも似ているし。でも、本家は明らかにこちらだろう。

いくつかローカルルールはあるものの、あまり気にするレベルではない。但し、肴は1回しか頼めないのと、串は2本縛りなので1人の場合は頼む量を注意しましょう。

お会計は3,520円。どうもご馳走様でした。また時間がある時にお邪魔したいと思います。
 

米山もつ焼き / 赤羽岩淵駅赤羽駅
夜総合点★★★☆☆ 3.9