みなさん、こんにちは。酔う(よう)です。

明治屋を出て再び電車を乗り継ぎ、京都へ到着。行ったり来たりで効率が悪いけど、京都で行ってみたいお店があるのだ。

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お店の名前は伏見。三条京阪の駅から程近い場所にある。

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入店前に外に貼ってあるメニューをチェック。どうやらカキフライがオススメのようだ。その他魚介を中心として美味しそうなメニューが並ぶ。

期待に胸を膨らませて早速入店!

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コノ字型のカウンターのみの店内。実際には片方が短いのでJ字に近い形をしている。左側の角に近い席が空いていたのでそこに座ることにする。

お店の奥には大きな黒板があり、そこに本日の肴が所狭しと書き連ねてある。一部時価とあるものの、それ以外はきちんと値段が書いてある。

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【角ハイ:330円】
まずはお馴染みの角ハイボールを頂く。グラスは小さめ。こちらのハイボールは作り方が少し変わっていて、ウイスキーの入ったグラスを下の方に持ち、高い位置に炭酸の瓶を持って上からグラスに注ぎ入れるのである。恐らく香りがたつということだろう。これはなかなか面白い作り方だ。ちなみに角ハイだけでなく、 トリスハイボールもあるようだ。

ふと見ると、注文が入る毎に伝票に値段を書いてくれる。黒板でも確認できるけど、これは分かりやすくて有り難い。

周りのお客さんが頼んだ肴を見ていると噂通りボリュームがあるようだ。確かに激安価格ではないものの、このボリュームを考えると普通なのかもしれない。しかし、そんなお腹一杯食べるつもりはない。お酒が入らなくなるという単純な理由なんだけど、少し吟味して頼むことにしよう。

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【カキフライ:600円】
本日のオススメの的矢のカキフライ。最初から頼むつもりでいたけど、やはりボリュームがある。そのまま食べるのがオススメとのことだけど、ソースや醤油をかけながら頂いてみる。鮮度もよく食べごたえがあって美味しい。

「はーい、これ頼む人は?」

お盆にいくつかの肴を乗せて、女将さんが手売りしている。これが名物女将の押し売り、いや実演販売なのか(笑) 

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【かぶら蒸し500円】
と言ってもまだそれ程頼んで無かったので1つ頂くことにしよう。選んだのは「かぶら蒸し」。葛がたっぷりとかかった優しい味わい。

「後で葛を乗せてあげるから」

女将さんの言葉通り、途中で追加でかけてくれた。

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さらにハイボールをおかわり。

店内は絶えず女将さんの話声が響き渡る。

女将さん「アンタ、これ食べなさいよ」

お客さん「今日はやめておくよ」

女将さん「いいから食べなさい!」

お客さんの失笑と笑いが起こる(汗)
 
また、パセリを残したお客さんがいた時には、

「なんでパセリ残すの!?ちゃんと食べなさーい!!」


まるで子供が怒られるようだが皆さんれっきとした大人だ(笑)

さらに、

「伊勢海老食べてよー」

と言って、何人かのお客さんに売っていたけど値段聞いてビックリ(汗)でも、確かに美味しそうだ。
 
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【活車えびおどり:980円】
続いては「車えびのおどり」。熊本で食べた時以来になるからかなり久しぶりだ。活とあるように文字通り動いている。プリプリどころかかなり弾力があってこれは美味い。量が少なく見えるけど、5本もあるからこんなものだろう。

「頭と尻尾は塩焼きにしてあげるからね」

女将さんが食べ終わった頃を見計らって残った部分を回収していった。

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【ハモの肝 :サービス】
再び女将さんが肴をお盆に乗せてやってきた。「買ってくれ!」と言うのかと思いきや、「タダであげる」とのこと。ドSだった女将が急にドMに変身!果たして何の作戦だ!?

すると、隣のおじさんに

「これはタダにするから他のを頼んで」

と言っている。海老で鯛を釣るというのはこのことか(爆)

「お待ちどうさま!」

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【車海老の頭と尻尾の塩焼き】
先程の車海老の頭と尻尾の塩焼きがやってきた。 カリカリとしてこれまた酒の肴にもってこい。余すところ無く楽しめるのが嬉しい。 

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肴もまだまだあるので更にハイボールをおかわり。日本酒が良かったかなと思うのはいつものことだけど、糖質カットが重要なのだ(笑) 

名物女将を中心として賑やかな店内。やや、押し売りのような気がしないでもないけど、多すぎたり、高くつくことがあるからいらなければキチンと断ることも重要なポイント。

女将さんのキャラが濃いので合う合わないが出てくると思う。京都にあるお店だからといって、京都弁のはんなりとした優しい接客をイメージしていると確実に衝撃を受ける(笑)どちらかというと押しの強い大阪のおばちゃんをイメージした方が合っている。まぁ慣れれば楽しいものだ。

と、色々書いたけど良い店だと思うし、自分は好きなお店だ。出来れば2人位で訪問すれば、色んな肴を楽しめると思う。

お会計は3,070円。ハイボール三杯飲んで、肴3品頼んで、1品おまけ。車えびは残りの部分も塩焼きにしてくれたのでかなり満足出来た。

お会計を済ませ、お店を出ようとする、

「海老の頭と尻尾の塩焼きは出たかしら?どうもありがとう」

最後は笑顔で見送ってくれた。憎めないキャラクターである。

どうもご馳走様でした。またお邪魔したいと思います。

伏見居酒屋 / 三条京阪駅三条駅東山駅
夜総合点★★★☆☆ 3.7