みなさん、こんにちは。酔う（よう）です。

十条、東十条界隈におけるローカルフード、いやソウルフード？と言えば、知る人ぞ知る「からし焼き」。以前、元祖と言われる「とん八」で食べたことがあるけど、甘辛い味付けで且つニンニク風味が強烈だったのを今でもハッキリと覚えている。

そんな「からし焼き」を久しぶりに食べたくなった。今回は訪問したことのないお店で食べてみようと思ってやってきたのは京浜東北線の東十条。埼玉屋、新潟屋があることでも知られる駅である。


駅から少し歩いてお店の前に到着。ブルーの看板が印象的な雰囲気。店内を覗くと先客は２人。早速入ってみることにしよう。


黒いコノ字カウンターに、これまた黒い短冊メニューの札がズラリと並ぶ渋い店内。おっと、もつ焼きもあるのか。お店は２人で切り盛りしているようで、フロアは女将さん、厨房は男性の店員さんが担当。

「チーン」

厨房の店員さんがチャイムを押し、料理が出来上がったことをフロアの女将さんに知らせている。小さな店内なのにとは思ったけど、これがこのお店のスタイルのようだ。


【チューハイ：４１０円】

本日の１杯目はチューハイ。自分で炭酸を注ぐ下町ではお馴染みのタイプだ。
 

【サービス品　刺身２点盛り：７７０円】

ホワイトボードにはサービス品なるものがある。好きな組み合わせを選べる刺身２点盛りが７７０円。よし、頼んでみよう。選んだのはシメサバとマグロ。

これを食べながら「からし焼き」を注文！すると厨房で早速調理が始まったようだ。ゆっくり出来上がるのを待つことにしよう。


【からし焼き：４９０円】

十条のローカルフードである「からしやき」。味は「辛め」でお願いした。クラッシュしたニンニクがゴロゴロと入っている。たまにうっかり食べてしまうとニンニク臭が鼻を抜ける。味は豚八に比べるとマイルドな味わい。やはりお店によって作り方と味は異なるようだ。辛めでお願いしたけど、それ程辛さはなく味はこれでちょうど良かった。ご飯にもあうと思うけど、酒の肴にもピッタリ。
 

【ウーロンサワー：４１０円】

さて次は何を呑もうかな。メニューにはウーロンサワーと書いてある。ウーロンサワーって、もしかして田端の三楽のウーロンサワーのようなものかな？と淡い期待をしていると、女将さんが「ウーロンハイね、ハイ、ハイ」と言って持ってきたのは、焼酎の入ったグラスとウーロン茶。つまり普通のウーロンハイだった（笑）まぁいつも飲んでいるので問題無いけど、少しソワソワしてしまった。

まったり呑んでいると、１人酔っ払ったお客さんが女将さんに話しかけている。話題は埼玉屋の話で、先程行ってきたという。もっともらしく女将さんに解説をしていたけど、微妙に内容が違うのが微笑ましい。

女将さんもお話好きなようだ。実際にはお年を召しているようだけど、見た目はそれを感じさせない。他のお客さんが梅割りを頼んだ。メニューには見当たらないけど、そんなものもあるのか。

お会計は２,０８０円。どうもご馳走様でした。またお邪魔したいと思います。