みなさん、こんにちは。酔うです

昼食後、ホテルのチェックイン前だったけど、荷物をどこかのコインロッカーに預けたかったのでホテルに行ってみると、なんと預かってくれるとのこと。ありがとうございます!

余談だけど、長崎は観光地ということもあり時期によってはホテルを確保するのが大変。前回友人達と訪れた時もなかなかホテルが取れず、1泊目はマンガ喫茶を改装したようなホテルに泊まることになった。行き当たりばったりだと時期によっては大変なことになりそうだ。 

時計を見るとまだ時間があるので長崎の街を散策すること。 

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地図を片手にとりあえず歩く。まずはオランダ坂。お洒落な石畳が続く。 

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聞いてはいたけど長崎は坂が多い。 

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ガイドさんが、長崎は自転車に乗る人が少ないと言っていたのも納得。 

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こちらは唐人屋敷跡。 

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これは銭湯かな?また別のタイミングでゆっくりまわってみることにしよう。 

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再び山手エリアへ。 

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洋風の建物がお洒落だ。 

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またしても銭湯発見。味のある外観。 

再び時計を見るとツアーの時間が近づいてきたようだ。フェリー乗り場に行ってみることにしよう。 
  
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今回乗船する船はこちら。予め予約していたシーマン商会のツアーに参加するのである。 

と思って呑気に船に乗ろうとすると、ほぼ満席ではないか(汗) 

色々なサイトを調べてみると、軍艦島上陸ツアーの船に乗る場合、進行方向右側の2階席がベストと書いてあるものが多い。 今回の選んだシーマン商会の船は2階席はなし。それならば、後方にある外のオープン側の席にしようかと思ったら既に他のお客さんが座っていた。そもそも船が小さく、ほとんどの席が船内だったようだ。

それよりも何よりも、早めに来て好きな席を確保するべきだった(涙)

船員さんに船内の席を案内される。一応、窓際にはなったものの、背もたれも無く、仮の席といったところ。船員さんが、「ここは特等席だからね」と言っていたけど、その時はその意味がわからなかった。 

船内で料金を支払って、誓約書にサイン。13時50分に予定通り軍艦島へ向けて出港。軍艦島は外海になるので、天候によっては波が高くなるとのこと。時期によるけど今年の8月の上陸率は50%程度だったらしい。果たして今日は無事上陸出来るのか? 

船内で長崎の世界遺産等の解説が続く中、船はどんどん進んでいく。すぐ近くに軍艦島があるのかと思ったら意外と時間がかかるようだ。 

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  暫くすると軍艦島が見えてきた! 

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 おぉぉー!これが軍艦島なのか!! 

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船員さんが自分の座っていた場所の窓を開けてくれた。そっか、そういうことだったのか(笑)船員さんのはからいにより写真を撮りまくる。  

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しかし、近くで見ると圧巻! 

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これは素晴らしい! 

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色んな建造物が密集して立ち並ぶ。 

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それらは高い護岸壁によって守られている。 

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しかし色んな建物があるなぁ。 

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窓ガラスはないものの、建物の外観はほぼそのまま。 

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船は少し離れたところに移動。ここから見るとまさしく軍艦のように見える。 

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そして再び軍艦島に接近。 

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護岸壁もまだらになっているので、都度修復されているのだろう。 

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しかし間近で見るとやはり迫力がある。 

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そして、いよいよ初上陸。記念すべき第一歩! 

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歩けるエリアは限られているものの、目の前に広がる世界はやはり凄い。 

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興奮を抑えつつ写真を撮る。  

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緑が無かった島なのに今では草が生い茂っている。
 
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しかし、この煉瓦の塊はどこから落ちて来たんだろう? 

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まずはこの辺りのスペースでガイドさんから最初の解説が始まる。こちらは地下の炭鉱につながる竪坑の昇降機へ乗る為の階段らしい。 

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レンガ造りの遺構も残る。風化しているものの、建物は形をとどめているものが多い。 

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軍艦島(端島)が世界遺産に選定されたのは、島にそびえる建造物ではなく、島を囲んでいるこの護岸壁だった。 
 
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何かの通路か建物か分からないけど、片側の側壁しか残っていない。 

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灯台だけが白く光っているけど、それ以外は灰色の世界。 

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ガイドさんの指示へ従い、島の南側へ移動。 

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島の南側へ到着。以前はプールがあった場所のようだ。こちらのスペースでガイドさんからの解説が始まる。 

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炭鉱アパート群。島の西側に建つ建物は風雨や高波にさらされることが多かったらしい。 

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今では何があったのかわからないけど土台だけが残る。 

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そしてところどころに残る煉瓦。 

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これは何の建物だろう?中身は空洞。 

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続いては来た道を戻り、島の東側へ。 

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先程のスペースを通過し、さらに進む。 

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こちらにも巨大な煉瓦の塊。 

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風化してコンクリートの鉄筋がむき出しになっている。 

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さらに進んで別の場所に移動。 
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よく見ると他のツアーの人達も随時上陸しているようだ。ツアーによって出航時間が異なるのはこの為だったのか。しかし、他のツアーはもの凄い人数だ。見学スペースに所狭しと人が密集している(汗)あんなに多いと気ままに写真撮ったりするも大変そう。 

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そんなことを考えながら自由に写真を撮る。 

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奥の建物は端島小中学校だったかな。すでに屋根の部分の崩落が始っている。 

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左上の建物はこの島で一番高いところにある建物。 

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もう少しガイドブックでも読んで勉強しておけば良かったかな。 

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このあたりのスペースでガイドさんの解説が始まる。 

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説明を聞きながら、ゆっくり写真を撮る。そして、最後には全員で記念撮影。後日サイトにアップしてくれていた。ちなみ強制ではないので、軍艦島に来ていることを内緒にしている人は記念撮影に参加しなくて良いそうだ(笑)

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しかし、見事な遺構だ。これまで色んな遺構を見てきたけど、島ごとこんな感じなのは初めて。 

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元々この島に住んでいたと思われる方の解説付きだったので、非常に勉強になった。 

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そう言えば見学している間も波が護岸壁の隙間からを入り込んでくるところもあった。老朽化が激しく、現在の技術では保護するのが難しいとのことだった。雨風で頑丈なコンクリートが崩壊してしまうなんて時間のかかることだけど、どんな物もいずれは自然に帰っていくのかもしれない。 ガイドさんが、この景色は今日しか見られませんと言っていたのは、そういう意味があるからだ。 

上陸して40~50分程経っただろうか。そろそろ時間が近づいてきたようだ。 

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名残惜しみつつ、いざ出航! 

ちなみに、いくつかの会社が軍艦島上陸ツアーを催しており、それぞれ船のタイプなども大きく異なる。オープンの2階席があって潮風を受けながら楽しめる船もあるけど、屋根が有ったり、無かったりや船員さんの説明にもツアーによってそれぞれ特徴があるようだ。 

今回乗船したシーマン商会の船は定員45名。 

軍艦島コンシェルジュは定員140名、 
軍艦島クルーズは定員200名 
やまき海運は定員225名 

つまり、一番大きな船と比べると約1/5の定員だったのだ。2階席が無かったのは残念だけど、他のツアーに比べると少人数のツアーなので、ゆっくり写真も撮れたし、説明も聞けたので良かった。この点が、シーマン商会主催のツアーのメリットだと思う。 

いずれにしても、自分の好みに合わせて、どのツアーにするか予め調べておくのが良さそう。というか、そもそも予約は必須。前日や当日では空いてないことが多いのである。 

帰りの船内で、おしぼり、アメ、石炭や上陸証明書を頂いた。写真もたくさん撮れたし、軍艦島の歌も聞けたし大満足。今回の旅の最大の目的を果たすことが出来た。 

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長崎の港に到着。下船後、ホテルに戻る前に大浦天主堂などを見学。前回訪問した時に内部を見学しているので、今回は外観だけ眺める。 


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しかし立派な建物だ。前回訪問するまで国宝だったとは知らなかった。 

さて、一旦ホテルへ行ってチェックインすることにしよう。