みなさん、こんにちは。酔う(よう)です。

名古屋からフェリーに乗り、やってきたのは仙台。フェリーターミナルからバスに乗り仙台駅を目指す。仙台といえばやはりあのお店は外せない。

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やってきたのは文化横丁。仙台の繁華街と言えば国分町が有名だけど、ここは違う場所にある。

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訪問するのは源氏(げんじ)。古き良き時代の雰囲気を残す正統派の居酒屋である。

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文化横丁の通り沿いから細い路地に入り、

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突き当りを左に入ったところにある隠れ家的な居酒屋でもある。あっという間に昭和の町並みにタイムスリップだ。

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引き戸を開けると、先客は4組程。薄暗い店内は綺麗な形をしたコの字型カウンターのみ。お店を入って左側の角の席に座ることにしよう。最近気が付いたけど、コノ字カウンターだと自然と角の席を選んでいることが多いような気がする。

凛とした佇まいのお店に和服に割烹着姿の女将さん。相変わらず丁寧な接客だ。

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【生ビール:1,000円】
さて最初の一杯目は生ビールにしよう。黒ビールも選べるけど、とりあえず普通の生ビールを選択。値段は1,000円となっているので初めての人はかなり驚くに違いない。こちらのお店は1杯につき1つの肴が出てくる仕組みになっている。これは日本酒でも同じ。つまり、肴込みの値段なのだ。最初に出てきたお新香はお通しなので一品目にカウントされない。

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【1品目:ホヤとナマコとメカブの和え物】
最初の一杯目に出てきたのはホヤとナマコのメカブの和え物。シンプルだけど、こういう肴が最近はしっくりくる。

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【高清水辛口:900円】
喉が乾いていたこもとあり、ビールを早々に飲み終える。続いては日本酒を燗で頂くことにしよう。日本酒の種類は4種類程で900円~1,100円程度。こちらも肴込みの値段。銘柄を指定せずに日本酒を燗で頼んだら高清水の辛口が出てきた。

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【2品目:冷奴】
2杯目の肴は「冷や奴」。シンプルだけど、日本酒にはもってこいの肴。 薬味も綺麗にトッピングされている。

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【高清水辛口:900円】
さらに3杯目を注文。先程と同じく高清水の辛口を頂く。

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【3品目:お刺身】
3品目の肴はお刺身だ。そういえば前回訪問した時は2杯しか呑まなかったことを思い出した。

ゆっくりとした時間が流れる店内。薄暗い明るさもこの居心地の良い雰囲気づくりに一役買っている。ここに集うお客さんは皆さん静かにお酒を呑んでいる。と言っても、談笑しているお客さんはいるので騒ぐようなお客さんがいないということである。そう、ここは大人の居酒屋なのである。

また1人、また1人とお客さんがやってくる。概ね1~2人のお客さんが多いようだ。そもそもコノ字カウンターだけなので、大人数での利用に適さないだろう。まったり呑んでいるとそのお客さんがどんな感じなのかもよく分かるけど、半分以上のお客さんは通い慣れているお客さんのようだ。隣の女子二人組はどうやら初めてだったようで、最初は少し戸惑っているようだ。確かに自分も初めて訪問した時にはお酒の値段を見てかなり驚いたものだ。

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初めて訪問した時からいろんな居酒屋で呑んできたけど、このお店の良さはお酒がどうだとか肴がどうだだけではなく、この雰囲気と居心地の良さだと思う。これは狙ってできるものではなく、長年培った歴史が成せる業なのだろうと思う。仙台、いや都内でもこんな雰囲気をもった居酒屋はなかなか無い。これからも末永く続いて欲しいお店だ。

さて、もう1杯飲もうと思ったけど、そろそろお会計にすることにしよう。お会計は2,800円也。

どうもご馳走様でした。またお邪魔したいと思います。

源氏居酒屋 / 青葉通一番町駅あおば通駅広瀬通駅
夜総合点★★★☆☆ 3.8